2023年03月16日
★「もぎりよ今夜も有難う」(片桐はいり)
●個性的な顔の女優さん(一度見たら忘れられない?)の本で、この方の作品を読むのは3冊目かな。
印象に残った言葉だけでも記録しておこう。
●自らの出自を問われたら「映画館の出身です!」と胸を張って答えたい。
演劇でもなく映画でもなく、映画館の出身なのだと。
十八から約7年間、銀座の映画館で働いた。アルバイトの”もぎり嬢”として。
●映画の世界に入り込み過ぎる。「ジョーズ」を観て、湯船につかれなくなった。
海で泳げるようになるのに数年かかった。
●「かもめ食堂」の公開初日。東京での上映は当初一館。その一館が、片桐さんの若き日の職場!。
●映画は鑑賞するものから、劇場まるごと楽しむものに変わった。
もぎりは休憩時間に映画館の中でお昼を食べるのが当たり前!
お客や支配人の目もかすめ、蕎麦屋の出前を取って、お盆ごと場内に突入。
●映画を観るのも楽しみだが、混雑した場内で虎視眈々と次の回を待ち、争って席を取るのも楽しみ。(昔はそうだったな)
●映画館ほど寝心地の良い場所はない。確かに、自分も何度、子供に起こされたことだろう。
騒々しいアクション映画などの方が入眠率が高い?
●「一日もぎり(フロア)いたします」の広告だけはおろさずにおこう。
乞われるならばいつだって、つとめさせて頂くつもり・・・とも。
★「有難う」「有難う」と言い続けたら、有難いことが必ず起きる。
有難いこと。有るのが難しいこと。めったにないこと。願ってもないこと。思いもよらないこと。ファンタジー。奇跡。
(最近読んだ本の感想)
https://arakuro2.ti-da.net/c453749.html
(過去に読んだ本の感想)
https://arakuro.ti-da.net/c124686.html
Posted by アラクローズ2 at 06:00│Comments(0)
│本を読んだ後の感想でも