2022年06月02日
★「神様ゲーム」(麻耶雄嵩)
●表紙のイラストは、子供向けの本かなとも思わせるけれど、ミステリー小説のランキングに入っていたので、古本を買って読んでみた。
●なるほど、このオチは読む者にいろいろと考えさせる効果もあって、印象には残るな。
そういう事ねと思わせておいての…、最後に神様の天誅を受ける人に???となって終わる。
●小学4年生が主なメンバで、猫殺しの犯人を予想したりと、前半は子供らしい活動の姿が描かれる。
そこに転校生(鈴木くん)がやってきて、自分は神様で何でも分かると、猫殺しの犯人を当てたり、友達の寿命も教えてくれる。
●鈴木くんが神様という設定を信じないと、先に進めないので、ここで挫折する方もいるかも知れない。
●作品冒頭で誕生ケーキのロウソクの火が、毎年
一本だけ消えないという話が後から意味を持ってくる。
(誕生日が違う?→本当の子じゃない?)
●後味が決して良い作品ではないけど、あの結末の意味を語り合う事ができるので、そこは作者の作戦にハマっているのかな。
Posted by アラクローズ2 at 06:04│Comments(2)
│本を読んだ後の感想でも
この記事へのコメント
後味の悪いのは読みたくないなぁ。
よく読まれてますね~。
よく読まれてますね~。
Posted by B_islander at 2022年06月02日 12:24
今晩は、B_islander さん。
個人的には、スッキリして終わる話が好みです。
この作品は、悪い奴に天誅が下る予想を裏切るラストに、えっ〜となりました。
読者に考えさせる楽しみ?もあって人気があると思いました。^_^
個人的には、スッキリして終わる話が好みです。
この作品は、悪い奴に天誅が下る予想を裏切るラストに、えっ〜となりました。
読者に考えさせる楽しみ?もあって人気があると思いました。^_^
Posted by アラクローズ2 at 2022年06月02日 21:17