2022年02月26日
★「酔って候」・「最後の将軍」(司馬遼太郎)
●本の感想もたまには記録しておこう。
この方の作品は、長編(かなり長~い)のイメージがあるけど、珍しい短編2冊も読んでみた。
●たまたまテレビのバラエティ番組で、歴史の真実みたいなテーマで、「大政奉還」を取り上げていたので、この2冊が描いている話とまさに重なるので興味を持って見た。
→ 教科書に載っている有名な「大政奉還」の写真は、前日に主要なメンバを集めて行われた事前報告会議である との事。
●両方の作品ともに、その歴史の分岐点?ともなった政権移譲を決めた場面があって、坂本龍馬や山内容堂(土佐藩主)、徳川慶喜(最後の将軍→大政奉還案を受け入れる)の姿が描かれている。
●重要な会議に泥酔して参加(自ら「鯨海酔侯(げいかいすいこう)」(鯨のごとく酒を飲む殿様)と称した酒豪)する山内容堂さんの失態や、仕方なく将軍職を継いで、重要な決断を下す慶喜さんの苦悩が描かれていた。
●ミステリー(推理小説?)ばかり読んでいないで、たまにはこういう歴史小説もよいものだと思った。
(過去の読書記録)
https://arakuro.ti-da.net/c124686.html
Posted by アラクローズ2 at 06:00│Comments(0)
│本を読んだ後の感想でも