★「小説の惑星オーシャンラズベリー篇」(伊坂幸太郎)
●伊坂さんの名前が目に止まったので、図書館で借りて読んだ。
「小説の凄さを知りたい、でも何から読めばいいのか…」と思っている方向けに、伊坂さんがオススメする短編小説を集めたアンソロジー。
忖度なく、「とびきり良い!」、「とてつもなく好き」と感じたものを選んだとの事。
●本の最後に、各短編ごとの解説があるので、一つ読み終わると、後ろの解説を読む感じで読み進めた。
●マニアック(玄人受けする?)な作品が多い気がした。クスッと笑える話もあった。
●女性二人の作品と島田荘司さんの作品が自分は印象に残った。
(1)絲山秋子「恋愛雑用論」
恋愛は不要ではなく、雑用?
(2)島村洋子「KISS」
伊坂さんが恋愛小説を書くときの参考に読んだようだ。
高校時代の同級生が、今ではグラビアアイドル。その子のサイン会に友人に誘われて渋々参加。
自分の事を覚えているか気にするけど、サラッとサインを書いてもらうだけ。
後日、そのアイドルがテレビで語る昔話にホロッとさせられた。
(3)島田荘司「大根奇聞」
伊坂さんが憧れている作家さんかな?
御手洗探偵?、石岡(助手)コンビが昔の謎を解く話。
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