★「噂」(荻原浩)
●ネット上のミステリーランキングを参考に古本を購入した中の1冊。
この方の本は、過去に
直木賞受賞作を読んだ事があるけど、ミステリー作家というイメージはなかった。(人情物語?)
●タイトルや表示のイラストから重苦しい話かも知れないと身構えたけれど、予想外にコミカルな印象で読みやすかった。
(猟奇的な連続殺人事件は起きるけど…)
●香水(ミリエル)を売るために、広告会社が渋谷の高校生(ギャル)を集めて、口コミ(WOM)で拡販戦略を企てる。
「アメリカから来たレインマンと呼ばれる、女性の足首を切断する連続殺人犯の噂、このミリエルという香水を付けると狙われない」とか…
●単なる都市伝説かと思ったら、実際にその噂どおりの事件が発生する展開。(しかも3人もの犠牲者が…)
●その事件を担当する妻に先立たれた刑事、そのパートーナーの役職は上の美人警部(未亡人で子持ち)が協力して事件解決にあたる話がメインかな。
●ラストは、真犯人(ある程度予想できた)を追い詰めるけど、その後の予想外のオチもあって、なんか爽やかには読み終える事はできなかった。(イヤミス?)
●邦楽で「噂」といったらこの曲かな。
宜野湾コンベンションでのコンサートにカミさんと2人で行ったけど、途中で抜け出した事がある。
●洋楽だと、フリートウッドマックのアルバム「噂」が有名だけど、自分はバブルの頃に流行ったこの曲を思い出した。
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